楽園
ゆらりゆらり揺れる
実体のない影に
何を託して僕らは
漂い続けるの
誰かの呼ぶ声が聞こえる聞こえる
戻るか戻らないか決めなくてはいけない
ふわり舞い散る君の希望(のぞみ)
楽園へと向かう夢
何の苦しみもない世界に
早く行きたいんだ


消えたように微か
僕の存在は希薄
もう何の感情も
僕には残っていない
愛とか自由とか恨みとか束縛の
繰り返しのこの生活を今すぐ捨てたい
心刻み込む君の刃(やいば)
楽園へと届く心
何のしがらみもない世界で
僕はどうするんだろう


再び繰り返す僕の想い
楽園でも解き放たれず
沢山の他人(ひと)がいる世界で
まだ生きてるんだ